
4歳児クラスでは、3歳児で身につけた生活の基礎をもとに、
“自分でやってみたい”という意欲
“友だちと一緒にやってみよう”という
協働の心が育ちます。
この時期の子どもたちは、
少しずつ物事を順序立てて考えたり、
相手の気持ちを想像したりすることができるようになります。
園では、ひとつひとつの経験を通して、
子どもたちの「やりたい」「できた!」という気持ちを伸ばし、
自信と意欲を育てていきます。
4歳児の子どもたちは、全身の動きがよりスムーズになり、
体を思いきり動かすことを通して、
自分の力を試す楽しさを感じます。
毎日の体操、マット運動などの活動に取り組む。
戸外での鬼ごっこやリレーなど、
ルールのあるあそびを楽しむ。
食事や休息のリズムを整え、
健康的な生活習慣を定着させる。
運動会では、
「最後まであきらめない」
「みんなで力を合わせる」経験を通して、
体だけでなく心の強さも育まれます。
4歳児では、「自分の思い」と「友だちの思い」を
調整しながら行動する姿が増えます。
時には意見がぶつかることもありますが、
それも大切な学びです。
ごっこあそびや制作などの共同活動を通して、
協力や役割分担を学ぶ。
友だちとの会話や遊びの中で、
相手を思いやる気持ちを育てる。
ルールを守ることの大切さを理解し、
社会性を育む。
先生は子どもたちのやりとりを温かく見守りながら、
必要に応じて仲立ちをし、
「自分の気持ちを伝える」
「相手の気持ちを受け止める」力を育てます。
3学期の生活発表会では
子ども達が協力して発表する姿を
ご覧いただきます。
4歳児になると、観察力や探求心がぐんと高まります。
身の回りの出来事をよく見つめ、
調べてみたり、考え、試すことを通して、
思考力の芽を伸ばしていきます。
野外活動を通して草花や生き物に触れる体験する。
図鑑や絵本を使い、身近な“ふしぎ”を調べる。
雨の日の観察や風の変化など、季節や自然の移り変わりを感じる。
園外保育では、動物園や公園など「そこでしかできない体験」を通して、
発見の喜びを味わいます。
こうした体験の積み重ねが”面白そうの心”を育てます。
自分の感じたこと・考えたことを、
相手に伝えようとする意欲が高まる時期です。
先生や友だちとの会話の中で、
表現力や語彙がどんどん広がっていきます。
クラスでの話し合いや発表を通して、自分の気持ちを言葉で伝える。
友だちの話を最後まで聞き、理解しようとする姿勢を育てる。
絵本や紙芝居を通して、豊かな表現や物語の世界を楽しむ。
話すこと、聞くこと、考えること。
それぞれの力が結びつき、コミュニケーションの土台が育ちます。
この時期の子どもたちは、
自分の感じたことをさまざまな方法で表現できるようになります。
製作・音楽・リズム・劇などを通して
「伝える楽しさ」「表す喜び」を経験します。
ハサミやのりを使い、思い描いたものを形にする。
音楽に合わせて体を動かしたり、リズム楽器で表現を楽しむ。
発表会では、友だちと力を合わせてひとつの作品を作り上げる。
「表現すること」は、自己肯定感を育てる大切な学び。
うまくできる・できないよりも、
「やってみたい!」という気持ちを何より大切にしています。
4歳児の1年は、心も体もぐんと伸びる時期。
子どもたちは挑戦の中で自信をつけ、失敗の中で優しさや思いやりを学びます。
山の手学院幼稚園では、子ども一人ひとりの成長を丁寧に見守りながら、
「やってみたい!」という気持ちを応援しています。
その経験の積み重ねが、5歳児への確かなステップとなります。