
2歳児クラスは、
幼稚園生活を初めて経験するお子さまがほとんど。
「先生」「お友だち」「園」という新しい環境の中で、
安心して毎日を過ごせることを第一の目標にしています。
登園から降園までの約4時間、
複数の経験豊かな先生がチームで見守り、
ゆったりとした雰囲気の中で一人ひとりの成長を支えます。
入園当初は短時間からスタートする
“慣らし保育”期間を設けています(約2か月)。
少しずつ生活リズムを整えながら、
無理のないペースで新しい環境に慣れていきます。
手洗い・食事などの生活習慣を先生と一緒に行う。
トイレトレーニングを一人ひとりのペースで進める。
「できたね!」と先生が声をかけ、
できた瞬間を一緒に喜び合うことで、
子どもたちは少しずつ“自分への自信”を育てていきます。
2歳児にとって一番大切なのは、安心できる大人との関係です。
先生と一緒に過ごす中で、心が通う関わりを重ねていきます。
「抱っこ/手をつなぐ」等スキンシップで安心感を得る。
先生を真似しながら、集団の中での過ごし方を学ぶ。
先生と関わりながら遊び方を知る。
子どもたちは先生との信頼関係の中で安心し、
少しずつ友だちの存在に気づいていきます。
「いっしょに」「どうぞ」「ありがとう」といったやり取りが、
やさしい心を育てます。
園庭あそびは2歳児の大切な学びの場です。
砂あそび・すべり台・水あそび・ボール遊びなど、
五感を使ったあそびを通して、自然に興味や発見の心が育ちます。
自然にふれ、草花や虫に関心を持つ。
天気や気温に合わせた活動で、自然の変化を感じる。
身近な素材を使ったあそびを通して、想像力と手先の器用さを育む。
子どもたちは環境そのものから学びを得て、
日常の中で「気づく力」「考える力」を育てていきます。
この時期は言葉の発達が大きく伸びる時期です。
先生や友だちとのやりとりの中で、
「言いたい」「伝えたい」という気持ちが育ちます。
先生の語りかけや絵本の読み聞かせを通して、言葉のリズムを感じる。
日常会話の中で
「ありがとう」「どうぞ」「もう一回!」などの表現を学ぶ。
自分の思いを言葉にして伝える喜びを味わう。
ゆっくり丁寧な対話の中で、
子どもたちの“ことばの芽”が少しずつ花ひらいていきます。
2歳児の表現活動は、あそびそのもの。
感じたこと・見たことを体いっぱいに表現します。
粘土・クレヨン・シールなどを使って自由表現。
歌や手あそび、リズムあそびで体を動かす。
先生と一緒に音や色の変化を楽しむ。
「楽しい!」「もっとやりたい!」
という気持ちを大切にしながら、
自分なりに表現する喜びを積み重ねていきます。
2歳の1年間は、すべてが“はじめて”の連続。
できることが増えるたびに、
子どもたちの目がきらりと輝きます。
山の手学院幼稚園では、
家庭の温かさと同じように安心できる空間の中で、
お子さま一人ひとりのペースを大切にしながら、
ゆっくりと心を育てていきます。